作業進捗17:最後の追い込み!一日〇点必須
- 9月18日
- 読了時間: 3分

先日、1年振りのラジオ出演を果たし、久しぶりに人と会いホストのお二人と個展のテーマ「gaze=まなざし」についてお話ししてきたのもつかの間、日程を改めて組み直し、作品のリミットを確認すると、一日に2点作らないと間に合いません。
パネルにグアッシュ作品
「まなざしと差異」シリーズ
作品を仕上げる段階に入り、全体を俯瞰して見ると、どうしても加えたくなる要素が出てきました。今ある作品に、最低3点。そう決めて、急遽、新しい作品の制作を始めました。
今回の追加作品は、木製パネルにグアッシュで描くグレイ(灰色)の作品です。
ここで、よく耳にするアクリル絵の具とグアッシュの3つの違いについて触れておきましょう。
乾いた後の性質(耐水性): アクリル絵の具は乾くと水に溶けませんが、グアッシュは水に溶ける非耐水性です。そのため、下の色がにじみ出たり、混ざったりする独特の効果を生み出します。
仕上がりの質感: グアッシュは乾くと、マット(つや消し)で落ち着いた、チョークのような平坦な質感になります。この質感が、私にとってはコンクリートや道路といった建造物を連想させ、今回の制作には欠かせませんでした。
多用途性: アクリル絵の具はメディウムを混ぜることで様々な表現ができますが、グアッシュは水だけでシンプルに描きます。
私はこのマットな質感がとても気に入っています。
グレイの支持色(ベースになる色)の上に、オイルパステルやクレヨン、パステルといったラフな画材でグラフィティ(落書き)を施すように描いていきます。
描画には、オイルパステル、クレヨン、パステルを使います。
これらはラフで下書きのような効果をもたらします。
顔に見える、不思議な現象
灰色(グレイ)の作品は、一見、人の顔のように見えます。
元になっているのは「まなざしと差異」というテーマで描いた、哲学的な記号や文字を書き込んだドローイングです。
不思議なことに、これらの図が顔の造形に見えるのは、「パレイドリア」という現象によるものです。
人間の脳が、わずかな情報からでも顔や意味のあるパターンを無意識に認識しようとする働きのことです。
特に顔は、人間にとって最も重要な情報なので、脳が素早く反応するのです。
この現象を想像させる作品は、初期のメモやブログでの書き残しから生まれ、今回の個展のカギとなる作品群になりました。
一日2点が必須
個展のカギとなる作品を選び出したので、この作品を増やすべく「一日2点」を目指して制作開始です。
木材を購入し、組み立て、下地を塗り終えたら、ひたすら描画に集中します。
ここのところ描き込む作品はしていなかったので、どこまで粘れるかが問われるようで、正直怖い気持ちもあります。
それでも、この切羽詰まったときの集中と、今生まれている新しい作品たちを、ぜひ会場で直接ご覧になっていただきたいです。
個展の成功に向けて、最後まで気を抜かず、できるだけ長く走り続けたいと思います。
どうぞ、この5日間のドタバタな記録にお付き合いください。

gaze
あなたのまなざしが作品を完成させる。
静けさと動きが織りなす世界で、 あなたの内なるまなざしと 作品が交わる、特別な体験を ぜひ会場で感じてください。
個展のご案内
個展「gaze」
開催期間:2025年10月6日(月)〜10月12日(日)
場所:M-gallery
住所:332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G
時間:11:00〜16:00(初日13:00-/土日 18:00まで)




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