個展まであと10日:カンヴァスの修正・サインと共シールを入れて撮影。
- 9月26日
- 読了時間: 3分

いよいよ個展『gaze』まで、あと10日となりました。
連日、開催に向けた準備は佳境を迎えています。本日は、全作品の最終仕上げ、その第一段階として、カンヴァス作品とパネル作品のサインと共シールを施しました。
最終的に、今回の個展ではカンヴァス作品は8点、グレイ・ペインティングは6点展示します。
最後の儀式:共シール
今回の個展で展示するすべての作品に「共シール(ともシール)」を貼る作業も行いました。
共シール(ともシール)は、額装された日本画や美術作品の裏板に貼られる、作家自身による「作品の身分証明書」です。作品の真正性を証明し、その来歴を後世に正しく伝える上で欠かせないものとされています。
一般的な共シールには、作品名、制作年、署名、落款(作家の印鑑)が記されますが、作者によっては技法や使用画材、サイズといった詳細な情報を加えることもあります。
伝統的な日本画の分野で用いられてきた共シールですが、近年では洋画の分野でも、作品の真正性と信頼性を示すために求められることが増えています。
今回は、キャンバス作品を多く出品するため、作品の雰囲気を尊重して表面にサインを入れず、裏面に顔料インクのペンでサインをした後、この共シールを貼ることにしました。
実は、かれこれ3年ほど前に篆刻した落款用の判子を作っていました。それがようやく出番が来たとばかりに、肉筆のサインの隣に押印しました。
これまでの私は、どこか「描きっぱなし」という意識が拭えず、作品に対する最後のケアや仕上げへの配慮が十分ではありませんでした。しかし、共シールを貼るというフォーマルな行為を施すことで、作品の質を高めるだけでなく、作家としての責任感や意識が格段に高まるのを実感しました。これは、作品を社会に送り出す上で観客の方に対しても、自分の気持ちの面でも、重要な「最後の儀式」なのだと改めて感じています。
カンヴァス作品:撮影
すべての作品は、デジタルカメラで一点ずつ丁寧に撮影していきます。
スキャンする方法もありますが、カンヴァス作品のような立体的な絵肌や筆致は、写真撮影の方が忠実に表現できるという利点があります。
撮影が終わった画像は、コンピュータに取り込んで修正作業を行います。
作品の持つ魅力を引き出すための「調整」です。色味や明るさを微調整し、作品が最も美しく見え、現物とかけ離れ過ぎない状態に仕上げます。
これらのデジタル作業と並行して、作品リストを作成します。
作品名、サイズ、制作年、そして作品画像といった基本情報を記録することで、将来的な作品管理や取引に備えることができます。
作品の搬入準備は、焦りからうっかりミスが起こりやすいものです。そのため、最後の梱包作業に入る前には、必ず二重、三重のチェックを行います。
作品リストと現物の照合: 撮影した作品のデータと、実際に梱包する作品が一致しているかを確認します。
共シールの最終確認: 共シールが作品の裏にしっかりと貼られているか、内容に間違いがないか最終チェックします。
このように、作品を一つひとつ丁寧に記録し、管理していくことを習慣付けます。
明日も引き続き、個展の準備状況をお届けします。このカウントダウンブログに、ぜひお付き合いください。

gaze
あなたのまなざしが作品を完成させる。
静けさと動きが織りなす世界で、 あなたの内なるまなざしと 作品が交わる、特別な体験を ぜひ会場で感じてください。
個展のご案内
個展「gaze」
開催期間:2025年10月6日(月)〜10月12日(日)
場所:M-gallery
住所:332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G
時間:11:00〜16:00(初日13:00-/土日 18:00まで)
入場無料
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