個展まであと5日:全部で31点。スキマを持たせた空間、小さな作品の数々
- 10月1日
- 読了時間: 4分

個展開催まであと5日となりました。
連日、開催に向けた準備はまさに佳境を迎えています。この数日集中しているのは、全作品の撮影と修正、作品証明書(共シール)の作成といった、今までどこか「無関心」でいた事務作業です。
事務作業は「創作活動の延長」
今回の展覧会は、これまで抜けていたことを着実にこなすための訓練となっています。
インターネットを検索すれば、作品を適切に管理する方法を丁寧に解説するブログがたくさんあります。見知らぬ方々の知見をお借りし、わたしもやっと「作品管理」という、創作活動の重要な側面に着目することができました。
作品は全部で31点。
この数を準備と制作の観点から振り返ると、「どこまでなら充分な配慮と意欲を持って進められるか」という、自分の許容量を突きつけられます。二年連続で個展を開催するという初めての経験だからこそ、この具体的な問題にぶつかっているのです。
無計画に作品を作り、管理と準備の面で抜けていた部分を改める具体的なきっかけになったことは、わたしにとって間違いなく良いことです。事務作業は、決して創作を邪魔するものではなく、むしろ作品の価値と未来を守るための「創作活動の延長」なのだと、今やっと腑に落ちています。そして筆や手を動かすのを止めたあとで施す、最後の詰め、管理があると、作品への思い遣りや配慮が高まり、作品は一つの独立した存在として生きるように感じます。
小さな作品たち
去年の個展から約1年。
去年とはまた違う焦燥感を抱いています。自分自身の内面の変化も含んでいます。ブログにも書いたように、この一年は事態がうまく運ばない、とてもヘビーな期間でした。体調不良や突然湧き上がる不安、作品の内容が詰められていないのに言葉や思考だけが尖っていく感覚。絵を描くより、言葉で間に合ってしまうような日もありました。
会場に向かう全30点の作品が出揃い、バラバラに制作されたピースが、会場でどのように映るのか空恐ろしい気持がしています。
今回用意した作品は、すべてがF8サイズ以下の小ぶりなサイズです。
去年の展示が、壁いっぱいに作品をぎゅうぎゅうに詰め込んだ「サイズと色によるインパクト」とは反対に、今回は意図して「スキマ」を持たせた展示構成を試みます。
小さな作品がそっと掛けてある空間。
この静寂な空間が、来場者の皆様に作品と一対一で深く、そして長く対話する時間を提供できると信じています。この展示を通してインパクトではなく、作風と空間で問いかける、新たな試みを体感していただければ幸いです。
自分の小さな違和は誰かのせいではない、ということ
開催を前に、かなりストレートな心情を書き綴った記事を境に、これからの展開や方法について考える色濃いきっかけになりました。まずは、この個展の開催と展示期間を精一杯やり切ることに集中します。
葛藤や迷い、不安や焦燥を頻繁に繰り返すとき、これは自分の作品や制作にまつわることだということに立ち返るようにしています。
誰かのせい、何かのせいではないということです。そのように傾きかける気持ちに、歯止めをかけて押さえています。自分自身が揺らいでしまうとき、手綱を握って支えるのは、自分に対する信頼と労りだからです。
いつもブログを読んでくれてありがとうございます。開催まであと数日となりました。
作品に会いに来て頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願いします。
個展前の揺らぎと焦燥感を綴っています。
あるがままに一気に書き綴りました。この記事が書けたことがひとつの達成です。

gaze
あなたのまなざしが作品を完成させる。
静けさと動きが織りなす世界で、 あなたの内なるまなざしと 作品が交わる、特別な体験を ぜひ会場で感じてください。
個展のご案内
個展「gaze」
開催期間:2025年10月6日(月)〜10月12日(日)
場所:M-gallery
住所:332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G
時間:11:00〜16:00(初日13:00-/土日 18:00まで)
入場無料

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