top of page

一年分の読書記録が教える“いまの自分”:読書が習慣になる理由

  • 2025年12月6日
  • 読了時間: 5分

📍いつもブログを読んでくださりありがとうございます。


皆さんは、月にどれくらい本を読みますか。

また、年間に読む冊数はどの程度でしょうか。


本を読むことを日常の習慣にしている方もいれば、気が向いたときだけ開くという方もいると思います。


このブログを読んでくださっている方の中には、きっと本にまつわる思い出やエピソードをたくさんお持ちの方もいらっしゃることでしょう。


最近、読書に関するいくつかの調査結果を読みました。


そこには、私たちが「何となく」抱いていた印象とは異なる、興味深い数字が並んでいました。


一年間の読書記録を振り返ると、その時々の気分や心の揺れまで思い出されます。読書という“日常のオアシス”について綴りました。
皆さんが本を手に取るとき、その選択はどのように行われていますか。

小学生は“過去最高レベルの読書家”になっている!?


「今の子は本を読まない」とよく耳にします。


しかし、数字を見るとその印象は少し違うようです。


2024年の「学校読書調査」によれば、小学生は1か月に平均 11.9冊 の本を読んでいます。


これは昭和末期よりも多く、朝の読書運動の定着などもあり、近年は読書量がV字回復している層でもあります。


ただし、中学生では3.8冊、高校生は1.3冊へと大きく低下し、特に高校生は 半数以上が1冊も読まない


スマホを持ち始める時期と重なることを考えると、読書から離れるターニングポイントは「高校生」であることがわかります。


🏫2024年(第69回)の調査結果が掲載されている公式サイト



大学生は“深刻な読書離れ”の段階へ


さらに驚いたのは、大学生の実態です。


2017年には読書しない学生が53.1%に達して話題になりましたが、最新の2024年発表データでも47.4%と、依然として半数近くが本を読んでいない状況が続いています


「読む層」と「読まない層」の二極化が進んでいるのも特徴的です。


📚第59回学生生活実態調査(2023年実施・2024年発表)では、読書ゼロ層は少し減って47.4%となっています。



そして大人──私たち自身もまた本から離れている


文化庁の調査によると、成人の 62.6% が月に1冊も本を読んでいません


ここ15年で「読まない人」は16ポイントも増加しており、読書の機会はどんどん薄れています。


理由として「忙しさ」や「視力の低下」、そしてやはり「スマホに時間を取られる」ことが挙げられています。


こうした数字を見ると、「読書から離れているのは子どもではなく、むしろ私たち大人のほうなのかもしれない」と感じます。



私自身の読書記録から見えてきた“心の移り変わり”


私も本を読むのが好きで、できるだけ時間をつくってページを開くようにしています。


そして去年の誕生日から、読んだ本をメモする習慣を始めました。


タイトルと日付だけの簡単な記録なのですが、1年分を振り返ってみると、自分のコンディションの変化が驚くほど鮮明に浮かび上がってきます。


昨年の11〜12月は、メンタルや哲学に関する本がずらりと並び、「ああ、この時期はほんの少し踏ん張りどころだったな」と、当時の感情や思考が手触りを伴ってよみがえりました。


本のタイトルというのは、日記よりもささやかで、しかし確かな“こころの記憶媒体”なのだと感じます。



最近読んだ本から──心に残った数冊

この1か月で印象に残ったのが、以下の3冊です。


  • カミーラ・シャムジー『焦げついた影』(松本朗訳/早川書房 2025)女性作家による骨太の物語で、描写の強度が高く、読後に重さが残る作品でした。ページを閉じたあとにも、世界文学の持つ圧や現実感がじわじわ胸に残ります。


  • マーガレット・アトウッド『誓願』(鴻巣友季子訳/早川書房 2020)現代文学の鋭い視点と、アトウッドらしい緊張感。静かに迫ってくる力のある作品でした。


  • 朝井まかて『眩 (くらら)北斎や応為の作品を読み進めていく中で出会った一冊。時代小説としても読みやすく、文体も巧みで情景が鮮やかに立ち上がります。既に他の著作も数冊借りてきてしまったほどです。


ここに挙げた作品は偶然にもすべて女性作家によって書かれた作品です。


上記2点は世界文学の持つ残酷さやリアリティがあり、読後感は重たいのですが、今の作家たちが注目しているテーマ――「現実の裂け目」や「個の傷」――が立ち上がってくるような作品でした。


朝井まかてさんの『眩 (くらら)』は北斎・応為を題材に非常に面白く読みました。

応為のまなざしの行き来が巧みで、文章も読みやすく、描写も鮮やかでした。


これまで別の資料で得たイメージを“補強”しつつ、ときに“揺らす”力もある作品でした。


これらの作品は、いずれもその時の自分の関心や状態に不思議と寄り添ってくれるようで、本の持つ力を改めて感じました。



図書館で読む、書店で探す。どちらも大切な読書習慣


私は基本的に図書館を利用しています。


蔵書は決して多くありませんが、図書館で気軽に借り、ざくざく読んでいくのが自分のリズムに合っています。


一方で、書店に足を運び、新聞の書評欄で見かけた作品をパラパラと眺める時間も、とても心が満たされます。



皆さんの「今年の一冊」もぜひ教えてください


今年読んだ本の中で、心に残っているタイトルはありますか。


楽しかった本、深く沈んだ本、もう一度読み返したい一冊……。


💬ぜひコメント欄で教えてください。


どのような本に触れるかで、その人の日常や視点が垣間見えるようで、読書の話を聞くのがいつも楽しみです。


これからも、読書については折に触れてブログにまとめていきたいと思います。

本を読む時間が、皆さんの日々の小さな支えになりますように。



【BASE:オンラインショップ】

📢いよいよ12月5日(金)にカレンダーを発売しました!

BASEではポストカードやドローイング作品を取り扱っています。是非一度ご覧になってみてくださいね。

【手刷りリノカット】2026年カレンダー | artmegumi powered by BASE
artmegumi.base.shop
【手刷りリノカット】2026年カレンダー | artmegumi powered by BASE
【商品説明】この度、手刷りリノカットによる特別な【2026年カレンダー】をお届けいたします!リノカットの技法により、一枚一枚異なる風合いを持つこのカレンダーは、あなたの生活空間に彩りを加え、日々の時間を豊かにしてくれる存在です。このカレンダーは、手作業で刷られたため、それぞれに独自のテクスチャーと温かみを感じることができます。A5サイズで使い勝手も良く、デスクや壁に飾れば、毎月のページをめくる楽しみが増します!【カレンダーの詳細】♦Format: A5サイズ♦Technique: 手刷りリノカット♦Year: 2026♦Unique Feature: 一枚一枚風合いが異なる【配送と注意事項】♦送料:全国一律 185円が別途かかります。♦配送方法:本商品はクリックポスト(追跡番号あり)にてお届けします。♦発送時期: ご注文から5日以内に発送します。♦重要:本商品は手刷りのため、インクのムラやわずかな版のズレがございますが、これはデジタル印刷にはない手作業の証として、作品の個性としてお楽しみください。※モニター環境により、実物と色味が異なる場合がありますのでご了承ください。【最後に:あなたの日常へのメッセージ】この特別なカレンダーをお手に取ってくださる方々へ、心から感謝申し上げます。このカレンダーとの出会いが、あなたの日常に温かなひとときをもたらし、素敵な毎日になることを願っております。


【note:もうひとつのブログ】

noteではWixブログで書いた内容を、読みやすくわかりやすいテキストにしています。

写真を交え、わたしのアートについて発信しています。こちらも是非楽しんくださいね。


コメント


bottom of page