秘密のミッション:1年振り、ラジオに出演してきました。
- 9月16日
- 読了時間: 5分

個展『gaze』に向けて、以前からブログでお話ししていた「秘密のミッション」。 その正体は…ラジオ出演でした!
今回、昨年に引き続き2回目のラジオ収録に行ってきました。
言葉で伝える、作品の「まなざし」
絵画は視覚で楽しむものですが、ラジオは言葉と声だけで世界を紡ぐメディアです。
アトリエで一人作品と向き合う時間とは違い、マイクを前にして言葉を紡ぐことは、私にとってとても新鮮で、興味深い分野のひとつです。
今回の個展のテーマである「gaze」について、ホストのお二人と一緒に会話しながらお伝えしました。 作品は、観る人のまなざしによって完成します。
ラジオでは簡単な自己紹介から、今回の個展について、見どころの3つをお話ししてきました。
しかし正直に言うと、この個展のテーマや制作期間はかなり煮詰まっていて、自分の言葉がなかなか出てこない、作品と伝えたいことのつながりが見いだせない、そんな心境を抱えながら臨んでいました。
自己インタビュー:言葉を探す時間
ラジオではうまく言葉がまとまらなかったので、今日のブログでは、自分自身にインタビューするように、質問と回答を書きました。
去年の個展から今年にかけて、どんな変化があったのか。
作品がどのように生まれ、どういった想いが込められているのか。
このブログを通して、皆さんにより深く知っていただけると嬉しいです。
ラジオ放送は10月の毎週木曜日から
この収録の内容は
ギャラリーカフェ結び
毎週木9時〜/19時〜放送です
ぜひお聴きください
ちなみにアプリは「ListenRadio(リスラジ)」です
そして、ラジオ出演という「ミッション」を終え、いよいよ個展は目前に迫ってきました。
今度は、ブログやラジオでお伝えしてきた作品の「全体」を、会場で皆さんの目で直接感じていただきたいです。
10月6日(月)から12日(日)までギャラリーで皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!
2024年のラジオ出演の記事。
質問1: 今回の個展のテーマ「gaze(まなざし)」にした理由は何ですか?
回答:
このテーマは、私自身の経験と、ある作品との出会いから生まれました。今年の1月に、木下通佳代さんの『花時計』という写真作品を観た時のことです。
自分の後ろ姿は自分では見ることができませんが、他者によって見られている。そのことに改めて気づかされ、『まなざし』というものは、自分と他者、そして外界との境界に常に存在しているのだと強く感じました。
また、私自身の体験としても、このテーマに深く向き合うきっかけがありました。
風景を描く時と、人の身体を描く時で、視線の使い方が全く違うことに気づきました。
特に、女性の身体を描く時は、社会的なまなざしや、過去に感じた『見られることの違和感』が無意識に作品に入り込んでくるのを感じていました。
私の作品は、この『まなざし』を記録し、形にしています。
単に風景や人物を描くのではなく、その奥にある見られることへの意識や、そこから生まれる社会的な規範や基準、見えない縛りや認識にコミットメントしたい。
この思いが、今回の個展のテーマである『gaze』へと繋がっていきました。」
質問2:なぜモノクロ作品からカラー作品に移行したのですか?
回答:
白と黒の作品は外界の世界を元に描いた風景画が多かったのですが、次第に内面へと視点が向く中で自然と色を欲するようになりました。
固有の色は人のイメージや印象や記憶に基づくことがあります。
その一つひとつに意味があり、感情移入がしやすい。
モノクロでは表現しきれない、その心情の揺らぎやたゆたう様子を色彩に落とし込みたいと思いました。
そうして単色から二色、三色と言う風に色の数を増やしていきました。
今回の個展では、このモノクロとカラーの作品の移行を、来場者の方に、それぞれの『まなざし』の違いを感じていただきたいと思っています。
質問3: 今回の個展「gaze」の見どころを教えてください。
回答:
見どころは、モノクロとカラーの作品と三つのジャンルです。
去年まで私が描いてきたモノクロの作品の持つ強さや構造的なモチーフから、人物や眼差しというパーソナルなモチーフを三つのジャンルで構成します。
モノクロからカラー作品の移行のフェーズの中間にグレイの作品があります。
グレイという色を発見してから作品制作が進行しました。
新作であるカラー作品は、皆さまの眼にどのように映るのか楽しみです。
それぞれの作品に、見る人自身の『まなざし』を重ね合わせることで、特別な体験をしていただけると思います。
質問4: 一年経って、作品に変化はありましたか?
回答:
はい、大きな変化がありました。
これまでは外界の風景やモノクロの世界を描くことが多かったのですが、この一年で、私の視点はより内面へと向かいました。
その結果、作品は自然と色を欲するようになり、単色から二色、三色へと、色彩の数を増やしていきました。それは、心の揺らぎや、たゆたう様子を表現したいという思いから生まれた、必然的な変化だと感じています。
質問5: この個展を通じて、来場者に伝えたいメッセージは何ですか?
回答:
この個展『gaze』は、皆さんの『まなざし』によって完成します。
私が見たもの、感じたものを形にしましたが、それを受け取る皆さんの視点や経験によって、作品は新たな意味を持ちます。会場で、皆さん自身の『まなざし』と作品が交わる特別な瞬間を、ぜひ楽しんでください。
また、会場では特別に作ったカラー作品のDMもご用意しています。
通常版は墨のドローイングによるモノクロのDMですので、二つの異なる印象を持つDMをぜひ手に取っていただければ嬉しいです。お会いできるのを楽しみにしています。

gaze
あなたのまなざしが作品を完成させる。
静けさと動きが織りなす世界で、 あなたの内なるまなざしと 作品が交わる、特別な体験を ぜひ会場で感じてください。
個展のご案内
個展「gaze」
開催期間:2025年10月6日(月)〜10月12日(日)
場所:M-gallery
住所:332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G
時間:11:00〜16:00(初日13:00-/土日 18:00まで)





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