top of page

個展まであと3日:プロセスエコノミー。制作を持続させる未来のビジョン

  • 10月3日
  • 読了時間: 5分

更新日:10月4日

2025年10月6日ー12日まで川口のM-galleryで個展「gaze」を開催。個展まであと21日の心境をつづります。Megumi Karasawa の毎日更新するBlog
個展「gaze」10月6日13:00~スタート。

個展開催まで、いよいよあと3日となりました。連日の準備の様子をブログやSNSで発信してきましたが、ここで一つのテーマについてお話ししたいと思います。

それは「プロセスエコノミー」です。

プロセスエコノミーとは?:消費者から「共演者」へ


「プロセスエコノミー」とは、完成した商品や作品だけでなく、その制作に至るまでの過程(プロセス)そのものに価値が生まれるという考え方です。


この数ヶ月間、読者の皆さんは


  • 作品のテーマを深掘りする私の思考

  • コンセプトを悩む苦悩

  • 会場との打ち合わせや事務作業に追われる現実

  • ラジオ出演という活動の広がり


など、私の「裏側」をずっと見守ってきてくださいました。

この「過程を知る」という体験は、あなたを作品の「消費者」から、私の活動を支える「応援者」へ、そして個展『gaze』を完成させる「共演者」へと変化している、と捉えています。

個展『gaze』と「応援」の一致


なぜ、このプロセスエコノミーという考え方が、個展『gaze』に深く関係しているのか。それは、この個展のテーマ「作品と鑑賞者がお互いにまなざしを交換し、作品を完成させる」からです。


  • 過程を知る前の鑑賞者: 完成した作品を見て「きれいだ」「好きだ」と好みを通して評価します。

  • 過程を知った後の鑑賞者: 過去の記事や投稿を思い出し、「あの時、この素材で悩んでいたのはここだったのか」「この試行錯誤があったから、この色が出たのか」と、作家の意図と努力の上に着眼点(gaze)を注ぎます。


「過程を知っているからこそ注げるまなざし」が、作品を完成させるための、読者の皆さんからの「応援」であり「参加」なのです。

デジタルでは決して伝わらない「秘密」へ


『gaze』は、デジタル画面上ではまだ、ほんの一部しかお見せできていません。

なぜなら、『gaze』は、以下の2つの要素とセットで初めて成立するからです。


  1. 作品の「物質性」: 画面上ではただの「青」でも、実際には何層にも重ねられた絵具の分厚いテクスチャ。光が当たった瞬間の、生々しい反射の輝きなど。


  2. 空間の「演出」: 作品部分は公開してきましたが、作品群が会場全体で作り出す「物語の流れ」、そして会場のユニークさ(コンクリートと木材と白壁のミクスチャ)を活かし、私がその場で構成する即興的な空間


これらは、会場に立って体全体で受け取らなければ成立しない、この個展の最終仕上げ、であり最も重要なプロセスです。

制作を持続させるための、皆さまへの切実なお願い。


最後に、皆さんに正直に打ち明けたいことがあります。

今回の個展の作品販売は、会場に来てくださった数少ない方の中から購入者を見つける、正直言って「博打的」な確率に頼っています。このままでは、創作を持続させ、来年以降もより良い作品を制作し続けるための予算と収益の確保が非常に難しいのが現実です。


私はこの「博打」を終わらせ、皆さんと共に長く活動し続けるための新しいビジネスモデルを考えています。

今回の個展には間に合いませんでしたが、次回のプロジェクトからは、プロセスエコノミーを収益に直結させるための3つの思考モデルを紹介します。


【次期プロジェクトで検討する「3つの仮説」】


【仮説1】思考の痕跡の価値検証: 作品の制作過程で生まれた初期スケッチや試行錯誤の記録などを集めたデジタル・ブックを販売します。「未完」や「途中経過」といったプロセス記録に、どの程度の価値があるかを検証します。


【仮説2】優先鑑賞権の販売: 会場への確実な来場とオリジナル作品の優先的な購入機会を得られる「ファースト・ルック・パス」を、限定枚数で販売することを検討します。


【仮説3】人気モチーフのオンデマンド化: SNSで最も反響の大きかったモチーフを、複製可能な商品としてオンラインで販売し、デジタル販売の可能性を探ります。


この3つの案以外にも、皆さんの「応援」と「収益の安定化」を両立させるための方法を試していく予定です。

今回の個展は、この「持続可能な活動の第一歩」です。ぜひ会場にお越しいただき、この新しい挑戦を一緒に見届けていただけると嬉しいです。


【仮説3のパイロット版】ポストカードを額に入れてみませんか?


さて、この「仮説1」(複製商品の販売)を今回の個展で先行します

今回はSNSの反響ではなく、会場での反響をダイレクトに見ることができます。


出品作品4種類をポストカードにしました。 小さな額に入れて展示をします。


作品がインテリアとして楽しめますし、気軽に作品を飾れます。

額が一つあるだけで空間に特別感が増しますよね。会場の白壁で、ご自宅の壁に掛けたり、卓上で楽しんだりする「おうちの光景」を想像していただけると嬉しいです。


このポストカードは、個展会場はもちろん、わたしのネットショップでもご購入頂けますので、この新しい試みの最初の一歩として、どうぞお気軽にご覧ください。


今回の個展は、この「持続可能な活動の第一歩」です。


皆さんと会場でお会いできるのを心から楽しみにしています。ぜひ会場にお越しいただき、この新しい挑戦を一緒に作ってみませんか?


artmegumi powered by BASE
artmegumi.base.shop
artmegumi powered by BASE
artmegumi はじめまして。現代アーティスト、カラサワメグミ(Megumi Karasawa)です。この度は、私のショップ「artmegumi」へお越しくださり、誠にありがとうございます。【 artmegumi について:『不定形の創造の源』を耕すバーチャルギャラリー】「artmegumi」は、私、抽象画家・カラサワメグミが手掛けたポストカードやZINE(ジン)をお届けするオンラインショップです。BASEショップは、好きな時にふらっと立ち寄っていただける「バーチャルなギャラリー」をイメージしています。私の作品を通して、日々の喧騒から離れ、心ほぐれる「余白の時間」を味わっていただけたら幸いです。【作品に込めた想い:揺らぎと創造の探求】私は常に「何者でもない自分」という感覚と、創作への初心者のような不安や恐怖を抱えながら作品と向き合っています。しかし、その一方で、物事に対する鋭い観察力と繊細な感情を大切に、自身の個人的な記憶を耕すように作品を生み出しています。アートという大きな分野の中で、既存の枠に囚われず「小さな破壊と創造」を繰り返すことで、私なりの表現を追求しています。この創作の根源にある想いは、私のブログ記事「自分がコントロールできない環境でも:生身の人間はなぜ『表現』をせずにはいられないのか」→https://megumikarasawa662.wixsite.com/engraverでも詳しく綴っていますので、ご興味があればぜひご覧ください。【作品を通じて届けたいこと】私がポストカードやZINEを制作する上で大切にしているのは、「まるで絵画を鑑賞しているかのような、没入感のある体験」です。ZINEでは、私の文章を通してご自身という枠から離れて、別の想像世界に入り込むような、そしてポストカードは、その作品のミニチュアとして、手元で気軽にアートに触れる機会を提供します。これらを通じて、身体ごと揺らぐような、心地よい余白の時間をつくっていただけたら、この上なく嬉しいです。【ショップ情報その他】●ショップURL: https://artmegumi.base.shop/●BLOG:https://megumikarasawa662.wixsite.com/engraver●note:https://note.com/brisk_toucan7182/n/ne0c96bb7fd92●Pinterest:https://jp.pinterest.com/artmegumikarasawa/●Instagram:https://www.instagram.com/art.megumi.karasawa/



10月6日(月)13時オープン12日(日)18:00まで。Megumi Karasawa『gaze』

gaze

あなたのまなざしが作品を完成させる。

 静けさと動きが織りなす世界で、 あなたの内なるまなざしと 作品が交わる、特別な体験を ぜひ会場で感じてください。


個展のご案内

個展「gaze」

開催期間:2025年10月6日(月)〜10月12日(日)

場所:M-gallery

住所:332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G

時間:11:00〜16:00(初日13:00-/土日 18:00まで)

入場無料

コメント


bottom of page