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北斎の娘・応為が照らす、創作の衝動と迷い──静かな朝の映画館にて

  • 11月17日
  • 読了時間: 3分

📍いつもブログを読んでくださりありがとうございます。


今日は、某日鑑賞した映画についてお話ししたいと思います。


応為の“筆”が示すのは、技術ではなく「視点」の強さ。 『おーい!応為』は、創作に携わる者にとって構造的に刺さる映画でした。 うまさより、おもしろさ。あなたはどちらを選びますか?
“描くとは何か”を問い直す時間──映画『おーい!応為』

朝いちばんの上映で観た『おーい!応為』は、まだ体温の落ち着かない静かな時間帯に、江戸の光が差し込むような作品でした。


 観客は十数名ほど。


 ほの暗い映画館の空気に、応為の筆先が描く世界がじわりと染みこんでいく——そんな感覚でした。




描くことへの “衝動” と “迷い”


本作で強く残ったのは、登場人物たちが放つ「描くとは何か」という根源的な問いかけでした。


  • 描かずにはいられない衝動

  • 静かに忍び寄る迷い

  • “うまい” を超えて “おもしろい” を目指す感性


これらの要素は単なるセリフではなく、映画全体を支える芯のように響いていました。


江戸の町で絵に取り憑かれたように生きる人々の姿は、現代で制作と向き合う私たちが抱える感覚と深く重なります。


評価や効率、SNSの反応をひとまず脇に置いたときに立ち現れる、純粋な「表現したい」という欲求——それが時代を越えて脈々と流れる人間のエネルギーなのだと改めて感じました。



江戸と現代をつなぐ、ただひとつの “筆”


舞台は1820〜1850年頃の江戸。


応為は、父・北斎とともに絵筆を握り続け、人生のほとんどを「描くこと」に注ぎ込む人物として描かれています。


現代から見ると極端にも映るその姿が、映画の中では不思議なほど清々しく、むしろ生き方としての一貫性に美しさを感じるほどでした。


「描くことが生きること」


その言葉が、深く静かに胸に沈んでいきました。



自分の創作と重ねながら


鑑賞しながら、私は思わず自分の制作の時間にも重ね合わせていました。


“このままでいいのだろうか”

“なぜ作り続けるのか”


そんな揺らぐ瞬間は、創作に関わる誰もが抱えるものだと思います。


応為の姿は、揺らぎごと引き受けたうえでなお「描く」に向かう強さと脆さ、そのどちらも包み込むような存在として心に残りました。



「おもしろさ」はどこに宿るのか


この映画を観て、私は改めて考えました。


“うまさ”の先にある「おもしろさ」とは何か。


そして、作品の中でそれをどう扱うのか。


技術を磨くことが最終目的ではなく、技術を超えたところにある“自分だけの視点”が、作品に命を与えるのだとしたら—


私自身も、その視点をもっと研ぎ澄ませていく必要があるのではないかと感じています。



皆さんはどう感じますか?


創作や仕事の中で、「うまいけれど、おもしろくない」と立ち止まったことはありますか?


そのとき、あなたはどんなふうに“おもしろさ”を取り戻しますか?


💬よろしければコメント欄で教えてください。あなたの視点、楽しみにしています。



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