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女性の声から歴史を読む

  • 3月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:3月9日

📍いつもブログを読んでくださりありがとうございます。


毎日数十ページずつ、少し緊張しながら読み進めていた

『戦争は女の顔をしていない』(2016)を、文庫で読み終えました。


『戦争は女の顔をしていない』を読み終え、女性たちの証言が残す強い余韻について考える。続いて読み始めたのは、ゴッホを世界に広めた女性ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルの評伝。二冊の本を通して、歴史の中の女性の声を思う読書記録。
『戦争は女の顔をしていない』を読み終え、女性たちの証言が残す深い余韻について考える。続いて読み始めたのは、ゴッホを世界に広めた女性ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルの評伝。二冊の本を通して、歴史の中の女性の声を思う読書記録。

この本に収録されているのは、戦争を経験した女性たちの肉声を文章にした証言の記録です。現在起きているイラン戦争の只中で読むと、どこか遠い昔の出来事として想像しにくい部分もありました(特に地上戦については)。


けれども、当時の戦場を「男」としてではなく、戦後を生きた「女」としての視点から語られる彼女たちの言葉は、わたしの内側の一部をえぐるような感触を残しました。


この本の存在を知ったのは、以前観た映画『手に魂を持ち、歩いてみれば』を鑑賞した映画館でした。ロビーで関連書籍として紹介されていたのです。けれども、この本のタイトルと、その厚みを前にして、長いあいだ読むことを躊躇していました。


紹介されていた本を何冊か読み終えて、ようやく気づいたことがあります。わたしがこれまで避けてきた、戦争や民族、人の生死や壮絶な拷問に関する記述を冷静に読むには、そして目を背けずにページをめくるには、読書を通して具体的な描写に少しずつ慣れていく時間が必要なのだろう、ということです。


一方で、いま新しく読み始めたのはヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル 『画家ゴッホを世界に広めた女性』(ハンス・ライテン著、川副智子訳、2025)です。

この本は、昨年12月に鑑賞した「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」のグッズ売り場で販売されていました。そのとき一度手に取ったものの、購入せずにいた本です。


600ページを超える分厚いハードカバーですが、何日もかけて、畑を耕すように少しずつ読み進めていくのが楽しみです。特に伝記や評伝はわたしの好きなジャンルで、意識して読む機会をつくっている分野でもあります。


画家ゴッホを世界に広めた女性、ヨー。この本も、先に挙げた本と同じように「女性」にスポットライトを当てた一冊です。

時代によって女性がどのように認識され、どのように描かれてきたのか。それを知ることで、想像することのできる世界の射程が少し広がるように思うのです。


強風が吹く冷たい週末におもうこと。


💬2025年12月|ゴッホを“描いた言葉”から解放する──先入観なしで向き合った30点の体験レポート


💬2026年2月|映画鑑賞レポート#04|手に魂を込め、歩いてみれば(Put Your Soul on Your Hand and Walk)


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