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2026年11月開催。注目の展覧会ー三の丸尚蔵館、東京都美術館、江戸東京博物館など。

2 日前
読了時間: 8分

📍いつもブログを読んでくださりありがとうございます。


月の終わりには来月に向けて注目の美術展をピックアップしています。


11月に開催する展覧会を開催順にまとめました。

グランドオープンを迎えた皇居三の丸尚蔵館では、正倉院宝物が皇居内初公開。

東京都美術館100周年を飾るオルセー展にはゴッホ《星月夜》が16年ぶりに来日。

ステーションギャラリーにはノルウェーの画家アストルップの日本初回顧展、江戸東京博物館には円山応挙の「空間革命」が登場します。

皆さんはどの展覧会にご興味ありますか?


💬10月開催の展覧会はこちらからどうぞ。



皇居三の丸尚蔵館(グランドオープン)

グランドオープン記念特別展Ⅰ「皇室の至宝―美いづるところ」

(皇室美術・国宝・正倉院)

11月3日(火・祝)― 2027年1月24日(日)

⚠️前期・中期・後期で全点入替 日時指定制・一般2,500円


1.✨待望のグランドオープン!展示面積8倍の新館で皇室の至宝約190件を公開。

1993年の開館以来、宮内庁の施設として長く親しまれた三の丸尚蔵館が全面リニューアル。従来の約8倍という広大な展示空間で、古代から近代まで皇室が守り続けた日本美術の傑作名品を一堂に公開。

2.✨正倉院宝物が皇居内で初めて公開(前期のみ)。

聖武天皇ゆかりの《螺鈿紫檀琵琶》など正倉院宝物が、東大寺でも正倉院展でもなく、皇居内で初めて展示されるという歴史的な機会。伊藤若冲《旭日鳳凰図》、重文《菊蒔絵螺鈿書棚》なども見もの。

3.グランドオープン記念3連続特別展の幕開け。

第1弾「皇室の至宝」(11/3〜)に続き、第2弾「国宝 動植綵絵 いろどりの世界」(若冲全30幅、2027年2月〜)、第3弾「日本の書の美1300年」(王羲之《喪乱帖》ほか)が控える。3展を通して鑑賞するのが最大の楽しみ方。



開館100周年記念「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」

(印象派・19世紀フランス絵画)

11月14日(土)― 2027年3月28日(日) 一般2,400円


1.✨ゴッホ《星月夜》16年ぶり、ミレー《落穂拾い》23年ぶりの来日。

オルセー美術館から絵画・彫刻・工芸・写真など約110点が来日。

「印象派の殿堂」が誇る最高峰の名作が、東京都美術館100周年の節目を彩るにふさわしい顔ぶれで揃う。

2.「いまを生きる歓び」という普遍的テーマが現代と響き合う。

急速な近代化の波を生きた19世紀の作家たちが見つめた「日々の歓び」は、絶えざる技術革新の時代を生きる今の私たちにもまっすぐ届く。ゴーガン《アレアレア》、カイユボット《床削り》なども出品。

3.✨フランスのセノグラファーが手がける「歓びの空間」が体験の核心。

オルセー美術館でも活躍するセシル・ドゥゴスが空間デザインを担当。

名作の羅列ではなく、展示空間ごと「いまを生きる歓び」に浸るという体験設計が、100周年にふさわしい展覧会を演出する。



関島寿子 かごについてのかご(現代工芸・バスケタリー・植物造形)

11月14日(土)― 2027年3月22日(月・祝)一般1,500円

前後期展示替え 修繕工事後の再開館展


1.✨展示室修繕を経てリニューアル再開館の第一弾に選ばれた注目の個展。

1980年代から最新作まで約100点を前後期で紹介。「物を入れるための籠」ではなく「かごの本質を可視化したかご」という逆説的な問いを持つ関島の植物造形は、工芸と現代美術の境界を軽やかに越える。

2.✨自生植物だけを使う唯一無二の制作姿勢と700点超の驚異的な作品数。

1970年代後半のニューヨーク滞在でバスケタリーに開眼して以来、自然界の植物のみで50年近く制作を続け、作品数は700点超。「絡める」「結ぶ」「組む」「織る」という編組の根源的な行為が思考そのものになった作家の仕事に触れられる。

3.隈研吾設計の地下展示空間との相性が際立つ。

隈研吾が設計した虎ノ門・ホテルオークラ敷地内の地下展示空間は、石・木・水が共鳴する静謐な場。植物繊維が作り出す有機的な線と空間が、建築の自然素材感と溶け合う鑑賞体験はここでしか味わえない。



ニコライ・アストルップ 創造する庭(ノルウェー近代絵画・木版画)

11月21日(土)― 2027年1月31日(日) 一般1,800円 日本初回顧展


1.✨「ムンクだけじゃない」ノルウェーを代表するもう一人の巨匠、日本初回顧展。

北欧の雄大な自然と暮らしに根ざした独自の芸術世界で近年世界的に再評価が急上昇中のアストルップ(1880〜1928)。ノルウェーから来日する油彩・木版画・テキスタイルデザイン約130点で全貌に迫る。

2.✨浮世絵版画から影響を受けた独自の木版画が見もの。

日本の浮世絵に刺激を受けながらも、版木への直接彩色や油彩との組み合わせという実験的技法で昇華させた木版画は、刷りごとに異なる表情をもつ一点もの。浮世絵との対比という「逆輸入」的な視点でも楽しめる。

3.「庭」をめぐる鑑賞体験が詩情豊か。

夏至祭の炎、ルバーブが茂る庭、白夜の湖畔——生涯のほとんどを西ノルウェーの湖畔の村で過ごしたアストルップが育てた庭を巡るように構成された展示空間で、北欧の四季と暮らしの詩情が全身を包む。



開館100周年記念「東京都美術館の100年 」「あなたが世界を読むために」

11月19日(木)― 2027年1月11日(月・祝) 無料


1.1926年創設、100年の歩みを無料で総覧できる機会。

「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」と「あなたが世界を読むために」の2企画を同時開催。1926年の開館から現在まで、常に時代と向き合ってきた公立美術館100年の歴史と精神を振り返る。

2.✨市民に開かれた美術館という理念の原点を問い直す。

「都民の美術館」として誰もがアートに親しめる場を追求してきた東京都美術館。そのアーカイブと現代作家の作品が交差する「あなたが世界を読むために」は、美術館の存在意義そのものを問うコンセプチュアルな企画。

3.オルセー展と合わせて一日二度鑑賞する上野コース。

同時期開催のオルセー展(有料)とセットで上野を一日かけて楽しめる。

無料のため気軽に立ち寄れる反面、内容はシリアスで充実。100年という時間軸で美術と社会の関係を考える契機になる。



THE MASKS 仮面に魅せられた人々(能楽・仮面・近世コレクション)

11月21日(土)― 2027年1月17日(日)

前後期展示替え 第4水曜は20時まで夜間開館


1.館蔵の能面67点が全点一挙公開という異例の太っ腹な展示。

新発田藩主・溝口家旧蔵の能面コレクション、室町時代から江戸時代にわたる静嘉堂所蔵の能面全点を一度に公開する。能面の作者・年代・修復の痕跡まで読み解ける稀有な機会。

2.「北海道の名付け親」松浦武四郎が蒐めた鬼面から超絶技巧の伎楽面模作まで。

探検家で大コレクター・松浦武四郎(1818〜88)旧蔵の《木鬼面》など鬼面意匠の古物群と、フェノロサ・岡倉天心とともに古社寺調査に従事した彫刻家・加納鉄哉の伎楽面模作が一堂に揃う。

3.✨仮面を「蒐めた人々の眼差し」に光を当てた視点が新鮮。

造形の美だけでなく、近世から近代にかけて古い仮面に魅かれ蒐集し模した人々の行為そのものを問う展示視点が独創的。丸の内・明治生命館という洋風建築と日本の仮面という組み合わせの妙も見どころ。



CREVIA BASE Tokyo(豊洲)

ティム・バートンのラビリンス(現代アート・ポップカルチャー)

11月25日(火)― 2027年2月21日(日)


1.ティム・バートンの創作世界に没入する国内初の大型体験型展覧会。

「ビートルジュース」「エドワード・シザーハンズ」「コープスブライド」など代表作の世界を迷宮のような没入空間で体感。スケッチ・人形・衣装・オリジナルアートワークなど独自の創作過程にも迫る。

2.✨豊洲の新施設「CREVIA BASE Tokyo」こけら落とし展。

倉庫をリノベートした大空間を最大限に活かしたインスタレーション展示で、映画セット級のクオリティの空間演出が随所に。バートン映画の"あの空気"をリアルに呼吸できる体験が待っている。

3.大人も子どもも楽しめる「ダークかわいい」世界観の再発見。

不気味だけどどこか愛らしい、哀愁と笑いが同居するバートン独自の美学は年齢を問わず刺さる。グッズ・フォトスポット・コラボカフェも充実し、SNS映えと深い鑑賞体験を両立した展覧会。



リニューアル記念特別展「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」

(江戸絵画・写生・空間表現)

11月28日(土)― 2027年1月24日(日) 一般2,100円

前後期展示替え 約20年ぶりの大規模回顧展


1.120点超の応挙作品が集結する約20年ぶりの大回顧展。

写生を重視し「円山派」を興した江戸時代を代表する絵師・円山応挙(1733〜1795)の初期から晩年まで。三井記念美術館所蔵の国宝《雪松図屏風》も前期(〜12/6)のみ特別出展。

2.「応挙寺」大乗寺の実物障壁画で「孔雀の間」「芭蕉の間」「山水の間」を空間再現。

兵庫県香美町・大乗寺に伝わる165面の障壁画の実物が上京し、部屋ごとの空間演出まで再現。「一幅の絵画」を超えた「空間革命」の真髄を、展示室ごと体感できる本展最大の見どころ。

3.✨英国から里帰りの《虎図》など国際的な応挙ブームの成果も。

セインズベリー視覚芸術センターから里帰りする《虎図》(1780年)をはじめ、世界各地の美術館所蔵作品も集結。写実と装飾性が融合した応挙の革新性が、改めて国際的な文脈で見直される。



⚠️11月末で会期終了の注目展


🔴 根津美術館「舞楽装束」― 11月23日(月・祝)最終日


🔴 ワタリウム美術館「ナムジュン・パイク|じゅげむ展」― 11月23日(月・祝)最終日


🔴 東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」― 11月29日(土)最終日


🔴 国立新美術館「少女漫画・インフィニティ 三人展」― 2027年2月まで継続(安心)


🔴 パナソニック汐留「吉田璋也のデザイン」― 12月20日(土)まで継続



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