top of page

国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」を見に行く前に|見どころを紹介

  • 8月9日
  • 読了時間: 4分

📍いつもブログを読んでくださりありがとうございます。


白と黒のモノクロームの写真。

海と空を撮った写真。

古びた映画館のスクリーンを写した写真。


一見するとシンプル過ぎる黒と白の世界。しかし、杉本博司の写真をじっと見ていると、そこには「時間」や「記憶」、そして人間の認識をめぐる深い思考が潜んでいることに気づかされます。杉本博司は1948年生まれ。1970年に渡米し、1974年からニューヨークと日本を拠点に制作を続けてきました。写真を原点に、建築や舞台芸術など多分野で活動する現代美術作家です。


現在、東京国立近代美術館で開催中の「杉本博司 絶滅写真」は、1970年代後半の初期作品から現在まで、約60点の銀塩写真を紹介する展覧会。国内で写真作品を中心に構成された美術館での個展としては、2005年の森美術館「杉本博司:時間の終わり」以来、実に21年ぶりとなります。会期は2026年9月13日(日)まで。


展覧会タイトルの「絶滅」が示すのは、デジタル写真が主流となった現在、杉本が長年追求してきた銀塩写真の技法そのものが、失われつつあるという問題意識です。

今回は、展覧会を訪れる前に、公式サイトの情報をもとに、見どころや関連グッズ、チケット情報などを整理してみました。


💬7月注目の展覧会をピックアップしています。



杉本博司 絶滅写真(写真)

2026年6月16日(火) - 9月13日


1.初期から近作まで、全13シリーズを3章構成で

「時間・光・記憶」「観念の形」「絶滅写真」の3章、全13シリーズによって、杉本博司の作品世界の展開を時系列に沿ってたどる構成。

  • 1章「時間・光・記憶」

  • 2章「観念の形」

  • 3章「絶滅写真」


2.初公開の新作、なかでも〈ジオラマ〉の新作《ポコット族》

〈ジオラマ〉〈海景〉〈スタイアライズド・スカルプチャー〉では、これまで未発表だった新作が展示されます。特に杉本のデビュー作として知られる〈ジオラマ〉シリーズでは、新作《ポコット族》などが加わり、1975年のシリーズ開始当初からひそかに構想されていた人類史をめぐる物語が、半世紀を経てついに提示されるとのことです。



3.所蔵品ギャラリーでの「スギモトノート」サテライト展示

企画展会場だけでなく、所蔵品ギャラリー3階でも杉本作品の所蔵全点に加え、制作の秘密を明かす未公開資料「スギモトノート」がサテライト展示。「スギモトノート」は、撮影時や暗室作業の工程を記した1970年代半ばからの覚書。完成作品の背後にある制作プロセスに触れられる貴重な機会となっています。



グッズ・図録

公式ショップより抜粋しました。


  • Tシャツ(2種):背中に展覧会英語タイトル「EXTINCTION」、フロントに「CAUSE YOU DON'T LOVE ME ANYMORE」のメッセージを、着用時に前後で重なるようにプリント。裾や袖口には、今ではほぼ絶滅しかけている縫製技法「天地引き」を採用し、右袖口には杉本氏のサインがプリントされています。


  • フライトジャケット:杉本氏揮毫の「絶滅」の書を背中に刺繍。周囲には菩薩像の背景と蓮台も刺繍で表現され、裏地には緊急時の裏返し着用をイメージしたレスキューオレンジを使用。左袖のリボンには地球への警鐘メッセージと杉本氏のサインがプリントされた一点。中綿なしで軽く、アウターにもインナーにも使える汎用性の高さも特徴です。※完売につき、会場にて受注販売


  • ポスター:75cm×75cmという、ポスターとしてはかなり大判のサイズ。


  • 展覧会図録:2026年6月15日刊行、A4変形・212ページ、日英併記、4,400円(税込)。ごあいさつのほか、杉本博司自身の寄稿「『盲いるような』眩しさの記憶―初期三部作について」や、学芸員による論考も収録。全13シリーズのプレート図版に加え、シリーズ解説・略歴・作品リストも収載されています。


「絶滅」と書かれたTシャツやFLIGHT JACKETを着る勇気。



チケットの購入方法・割引情報


  • 料金:一般2,300円/大学生1,200円/高校生700円(いずれも税込)

  • 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料(学生証や障害者手帳などの提示が必要)

  • 団体割引:20名以上の団体は一般2,100円/大学生1,000円/高校生500円

  • キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員:学生証・職員証の提示で団体料金が適用

  • この観覧料で、入館当日に限り所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もあわせて鑑賞可能


購入方法:現在購入できるのは会期中の当日券のみです。美術館窓口のほか、公式サイトのオンラインチケット(e-tix)や各種プレイガイドでも購入できます。当日券のみの販売なので、当日の待ち時間を避けたい場合はオンラインチケットの事前購入がおすすめです。



会期:2026年6月16日(火)~9月13日(日)

会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー

開館時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)入館は閉館の30分前まで

入場料:一般2,300円(2,100円)



あわせてどうぞ







コメント


bottom of page