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Megumi Karasawa
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唐澤 恵
|越谷 画家|
。グレイ ドローイングでまなざしgazeを探求
記憶と内面の風景を紡ぎ
。困難を表現で乗り越えるレジリエンスの物語を発信
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正直に心のうちを語れる場所|小川糸『食堂かたつむり』、『ツバキ文具店』を読んで
「お会いしたことのないあなたに対しての方が、ずっと正直に心のうちを語れる」——鎌倉の代書屋・鳩子の言葉が刺さりました。小川糸『ツバキ文具店』と『食堂かたつむり』、設定がすでに本を完成させている2冊です。
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3 時間前読了時間: 4分


それが聞きたかったよ!|垣谷美雨『あなたの人生、片付けます』、『四十歳、未婚出産』を読んで
口に出して言うと憚られるようなキツいことが、物語の中では語られている。「会いたかったよ〜」と手を振ってくれるような包容と連帯——垣谷美雨、初めて読んだ2冊でそう感じました。
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4 日前読了時間: 4分


レシピをいただく|原田ひ香『定食屋「雑」』、『口福のレシピ』を読んで
原田ひ香作品に共通するのは、何らかの理由で結婚生活が困難になった女性が、食べ、働き、どう生きていくかという問いです。『定食屋「雑」』のシスターフッド、『口福のレシピ』の肉筆のレシピから立ち上がる女性の声——今回も読み応えのある2冊でした。
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6 日前読了時間: 4分


劇的でなくていいー日常のスケールで。|2026年8月後半の読書から。
伏線も回収もない団地の日常、褒められなくても生きていいという気づき、三千円が照らす人生観——8月後半の三冊は「これでいい」と自然に思えるようになるまでの時間を描いていました。劇的でなくていい。自分のスケールで日常を測り直す、夏の終わりの三冊をご紹介します。
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8月31日読了時間: 5分


三千円あったら、どう使う?|原田ひ香『三千円の使いかた』
「人は三千円の使いかたで人生が決まるのよ」——祖母73歳、母55歳、長女29歳、次女24歳。貯蓄の意味も目的もまったく異なる四人の女性を通して、お金と生活のシビアな現実を描く累計100万部のベストセラーです。
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8月29日読了時間: 2分


財布が踊る場所、人生の分岐点|原田ひ香『財布は踊る』を読んで
落ちるときの穴は浅く、すぐに這い上がれそうに見える。しかし一度足を突っ込めば、無限の闇から戻ることはできない——貧しさと豊かさの分岐点を問う原田ひ香『財布は踊る』。あなたなら、その差を何と答えますか
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8月28日読了時間: 2分


旨味・深み・面白味が増す|原田ひ香『あさ酒』を読んで
『ランチ酒』の新章、『あさ酒』。主人公は26歳の水沢恵麻。婚約破棄と失職から始まる物語ですが、夜勤明けの「あさ酒」が、彼女に新しい一歩を踏み出す力を与えてくれます。昼から朝へ。時間帯が変わることで、読後感まで眩しく、清々しくなった一冊です。
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8月25日読了時間: 2分


朝・昼・夜、三人、サンドの意味|原田ひ香『三人屋』を読んで
父が残した喫茶店を、長女はスナックに、次女はうどん屋に、三女はモーニングに——三姉妹それぞれの営業形態で守っていく。狭い商店街の人間関係と、食べる・働くという生活の具体から人間を描く原田ひ香『三人屋』シリーズを読んだレポートです。
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8月23日読了時間: 3分


ほんのひとさじみたいな視線。|一田憲子『褒められなくても、生きられるようになりましょう』を読んで
「褒められたい」。
その気持ちの中心に近づこうと、円の周辺をぐるぐると旋回しながら距離を縮めていく、そんなエッセイ集です。誰かに「褒めてもらいたい」。とガンバっていた昔の自分、幼少の頃「優等生」だった自分。そう。この気持ちに大きさがあるとすれば、作者は相当大きく強い方だといいます。
自分の性格について嘘をつけず、正直に書きながら作者が一つひとつの文章に込めた実感や、最後まで一緒に付き合っていくものとして書いた、一田憲子『褒められなくても、生きられるようになりましょう』を読んで。
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8月21日読了時間: 3分


伏線も回収もない。それでいい。|藤野千夜『また団地のふたり』を読んで
伏線も回収もない。説教臭くもない。それでも読み終わるともう一度最初から読みたくなる——五十代の幼なじみ二人の団地生活に、人との距離感と贈与の知恵がひそんでいます。
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8月18日読了時間: 3分


夏が始まる少し前。|益田ミリ『近くも遠くもゆるり旅』を読んで
『近くも遠くもゆるり旅』をご紹介します。益田ミリさんが全国のあっちこっちと、ポーランドとスイスという国境を越えた旅を描いたエッセイ。益田さんのイラストと写真付き。2016年から2024年までのコロナ期をまたがる旅の記録です。
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8月17日読了時間: 2分


食べる、見る、読む——日常からすこし外れた三つの場所。|2026年8月前半の読書から。
落ち込んだ人だけがたどり着ける夕食店、一品でも多く見ることで磨かれる江戸の目利き、夜7時に開く亡き作家の図書館——8月前半の三冊は「急がなくていい」と静かに教えてくれました。後ろを向けば見えるものがある。夜にしか開かない扉がありました。
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8月16日読了時間: 5分


がっつり飲んで、食べないと、やってられない|原田ひ香『ランチ酒 今日もまんぷく』を読んで
「見守り屋」祥子の三作目。元夫、娘、新しい恋——身の回りの変化が祥子の仕事の進退にも迫る。餃子、ビリヤニ、天ぷら……誰かと向かい合って食べるシーンが増えた分、食事の描写も深まった原田ひ香「ランチ酒」シリーズ完結作です。
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8月15日読了時間: 2分


その日を精一杯終わらせた人の、ランチ|原田ひ香『ランチ酒 おかわり日和』を読んで
深夜22時から早朝5時まで依頼者のそばにいる「見守り屋」。仕事が終わる頃、世間ではランチが始まる。がっつり系でリーズナブル、アルコールつき——その日その日を精一杯終わらせるための栄養です。
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8月12日読了時間: 3分


だんち、おもしろい|長野まゆみ『団地で暮らそう!』を読んで
「豊かに暮らすとは何か」という問いと、団地の再評価が重なっている。半世紀前の間取りに暮らしを合わせながら、人付き合いの処世術を育んできた場所——長野まゆみ『団地でくらそう!』を読んで考えました。
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8月10日読了時間: 2分


こういう一家、いるよね!?|藤野千夜『じい散歩』を読んで
「こういう一家、いるよね」と思えるリアルさが、この本の強さです。91歳の夫の散歩、認知症の妻、引きこもりの長男、赤字続きの三男——藤野千夜『じい散歩』、笑いとため息が交互に来ます。
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8月8日読了時間: 2分


落ち込んだ人だけがたどり着ける店|冬森灯『うしろむき夕食店』を読んで
落ち込んだ人だけがたどり着ける「うしろむき夕食店」。メニューはおみくじで決まる。敗北でもなく勝負でもない、ただそこにいるだけで安心できる場所を描いた一冊です。
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8月6日読了時間: 2分


一品でも多く見よ。|朝井まかて『どら蔵』を読んで
江戸時代後期・天保年間を舞台に、勘当された骨董商の息子が目利きとして成長する朝井まかての長編小説『どら蔵』。商売と目利き、競りとメルカリ——江戸の知恵が現代と地続きにつながる一冊です。
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8月3日読了時間: 2分


女優、おかみ、名前を捨てた女ー2026年7月後半の読書から。
メタディスクリプション(最大160文字)
大正の女優、明治のおかみ、名前を失った現代の女性。朝井まかて二冊と多和田葉子一冊、女性が主人公の三冊。喪失と選択の先に希望を見出す、7月後半の読書記録。
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書評 読書 朝井まかて 多和田葉子 歴史小説 女性 大正 明治 日本文学 喪失
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舞台に賭けた女優、時代の波を渡ったおかみ、名前を海に捨てた女——7月後半は朝井まかてと多和田葉子、三人の女性の物語。地盤の脆さを知りながら、しなやかに逞しく生きていく。「わたし」とは何か、を問う三冊です。
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7月30日読了時間: 6分


記憶ではなく、才能を呼び覚ます|『海に落とした名前』を読んで
「記憶があなたを捨てても、才能は残るものだと思う」——名前も記憶も失った女性が、レシートの束だけを手がかりに新しい一歩を踏み出す。多和田葉子の言語と喪失のテーマが静かに宿る短編集です。
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7月25日読了時間: 3分
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