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Megumi Karasawa
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唐澤 恵
|越谷 画家|
。グレイ ドローイングでまなざしgazeを探求
記憶と内面の風景を紡ぎ
。困難を表現で乗り越えるレジリエンスの物語を発信
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眠れる森。|原田ひ香『古本食堂』を読んで
神保町の古書店に残された、小さな鎖をつないでほしいという願い——原田ひ香『古本食堂』は、本をあいだに人から人へ想いが手渡されていく物語です。カレーパンやピロシキのバックヤードランチも忘れがたい
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10月14日読了時間: 3分


本能と欲が発動する。|千早 茜『こりずにわるい食べもの』、『胃が合うふたり』を読んで
人が誰かと一緒に食事をしている姿は、ふたりの関係が言葉で名付けられるような関係でも、そうでなくても——美味しそうな顔、ほくほくした顔、満たされた顔をしているのを見るのが好き。千早茜2冊、食べることの幸福について。
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10月13日読了時間: 4分


直観を取り戻す旅|『老いを賢く受け入れる知恵と心理 人生をWISEに編みなおす』を読んで
「直観や心で感じることに頼れないと、人生を惰性で漂流することになるかもしれない」——ミッドライフ・クライシスに処方箋を出さず、内面の旅を促すフランク・タリスの一冊。今の自分が読みたい章から始めてみてください
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10月8日読了時間: 3分


見て、考えて、話して、聞いて、再構築。|稲庭 彩和子 著編『こどもと大人のためのミュージアム思考』を読んで
鑑賞を1回で終わらせない。時間をおいて再度見に行くことで、最初の素直さが静まり、見えてこなかった細部に気づく——『こどもと大人のためのミュージアム思考』は、答えを急がず問いを継続する「持続的思考」を教えてくれます。
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10月6日読了時間: 3分


パートナーは身体。|千早 茜『マリエ』を読んで
「私はただ他人に自分の幸も不幸も決めつけられたくなかった」——身体の声を羅針盤に動くまりえが、いままでの枠組みから離れたかたちのない関係へと進む。千早茜『マリエ』、静かに刺さる一冊です。
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9月30日読了時間: 3分


心地よいと、呪い。|千早 茜『西洋菓子店プティ・フール』、『さんかく』を読んで
千早作品の中でもスイーツや食べ物がたくさん出てくる物語を2冊読みました。「視覚だけではなく、触覚・嗅覚・味覚など五感を使って書く」ことを意識している著者の食べ物の描写は、官能的でもあるし、美しさや愛おしさを持って文字から香りたちます。
今回の2冊、男女の名付けられない関係のあいだに、食べることと、料理された食べ物が存存在感を持って描かれています。
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9月29日読了時間: 4分


限界越えもしょっちゅうの毎日が、実は、今まででいちばん遠く遠くに進めるのだ|小川糸『キラキラ共和国』、『椿ノ恋文』を読んで
子どもが増えて一人では抱えきれないことも、限界越えもしょっちゅうの毎日が、実は今まででいちばん遠くへ進める——小川糸『椿ノ恋文』が今のわたしの気分に一番寄り添う一冊でした。
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9月23日読了時間: 5分


心に秘めておけない。|垣谷美雨『あなたのゼイ肉、落とします』、『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』を読んで
垣谷美雨のエッセイ集と連作短編、2冊をあわせて読みました。コロナ禍の閉塞感と自分の来し方を振り返る『行きつ戻り死ぬまで思案中』と、身体の脂肪だけでなく「心のゼイ肉」を落とすダイエット指導員を描く『あなたのゼイ肉、落とします』。どちらも読んでいて自分に刃が向いてくる2冊です。
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9月22日読了時間: 4分


女性が求めるもの|阿刀田高『リスボアの女』、金井真紀『テヘランのすてきな女』を読んで
今回読んだ金井真紀『テヘランのすてきな女』はイランのテヘランに住む女性たちをインタビューした本です。著者が取材で出会った人たちはどうしているだろう。無事でいるだろうか。今年見た映画「手に魂をもって歩いてみれば」の監督もイラン出身で、祖国を離れ亡命しています。
阿刀田高『リスボアを見た女』は公式の史実には現れない女性のお話しです。
鉄砲伝来の技術と引き換えに嫁がされたと言われています。
日本と海外の女性について書かれた本を2冊ご紹介します。どうぞお楽しみください。
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9月16日読了時間: 4分


反転する世界――ネガから浮かび上がるもの|朝井まかて『最悪の将軍』、多和田葉子『ボルドーの義兄』を読んで
固定した評価を裏返す朝井まかて『最悪の将軍』と、漢字を反転させることで文字の意味を問い直す多和田葉子『ボルドーの義兄』。異なる手法で、見慣れたものの別の顔を見せてくれる2冊です。
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9月15日読了時間: 4分


身体と海の傷跡|千早 茜『グリフィスの傷』、『ひきなみ』を読んで
目に見えない傷が、ある衝撃でガラスを割る——「グリフィスの傷」。船が通った跡のように、消えずに道をひく——「ひきなみ」。千早茜の2冊は、身体と記憶と海を通して、消えないものの存在を静かに問いかけます。
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9月8日読了時間: 4分


正直に心のうちを語れる場所|小川糸『食堂かたつむり』、『ツバキ文具店』を読んで
「お会いしたことのないあなたに対しての方が、ずっと正直に心のうちを語れる」——鎌倉の代書屋・鳩子の言葉が刺さりました。小川糸『ツバキ文具店』と『食堂かたつむり』、設定がすでに本を完成させている2冊です。
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9月7日読了時間: 4分


それが聞きたかったよ!|垣谷美雨『あなたの人生、片付けます』、『四十歳、未婚出産』を読んで
口に出して言うと憚られるようなキツいことが、物語の中では語られている。「会いたかったよ〜」と手を振ってくれるような包容と連帯——垣谷美雨、初めて読んだ2冊でそう感じました。
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9月3日読了時間: 4分


レシピをいただく|原田ひ香『定食屋「雑」』、『口福のレシピ』を読んで
原田ひ香作品に共通するのは、何らかの理由で結婚生活が困難になった女性が、食べ、働き、どう生きていくかという問いです。『定食屋「雑」』のシスターフッド、『口福のレシピ』の肉筆のレシピから立ち上がる女性の声——今回も読み応えのある2冊でした。
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9月1日読了時間: 4分


劇的でなくていいー日常のスケールで。|2026年8月後半の読書から。
伏線も回収もない団地の日常、褒められなくても生きていいという気づき、三千円が照らす人生観——8月後半の三冊は「これでいい」と自然に思えるようになるまでの時間を描いていました。劇的でなくていい。自分のスケールで日常を測り直す、夏の終わりの三冊をご紹介します。
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8月31日読了時間: 5分


三千円あったら、どう使う?|原田ひ香『三千円の使いかた』
「人は三千円の使いかたで人生が決まるのよ」——祖母73歳、母55歳、長女29歳、次女24歳。貯蓄の意味も目的もまったく異なる四人の女性を通して、お金と生活のシビアな現実を描く累計100万部のベストセラーです。
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8月29日読了時間: 2分


財布が踊る場所、人生の分岐点|原田ひ香『財布は踊る』を読んで
落ちるときの穴は浅く、すぐに這い上がれそうに見える。しかし一度足を突っ込めば、無限の闇から戻ることはできない——貧しさと豊かさの分岐点を問う原田ひ香『財布は踊る』。あなたなら、その差を何と答えますか
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8月28日読了時間: 2分


旨味・深み・面白味が増す|原田ひ香『あさ酒』を読んで
『ランチ酒』の新章、『あさ酒』。主人公は26歳の水沢恵麻。婚約破棄と失職から始まる物語ですが、夜勤明けの「あさ酒」が、彼女に新しい一歩を踏み出す力を与えてくれます。昼から朝へ。時間帯が変わることで、読後感まで眩しく、清々しくなった一冊です。
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8月25日読了時間: 2分


朝・昼・夜、三人、サンドの意味|原田ひ香『三人屋』を読んで
父が残した喫茶店を、長女はスナックに、次女はうどん屋に、三女はモーニングに——三姉妹それぞれの営業形態で守っていく。狭い商店街の人間関係と、食べる・働くという生活の具体から人間を描く原田ひ香『三人屋』シリーズを読んだレポートです。
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8月23日読了時間: 3分


ほんのひとさじみたいな視線。|一田憲子『褒められなくても、生きられるようになりましょう』を読んで
「褒められたい」。
その気持ちの中心に近づこうと、円の周辺をぐるぐると旋回しながら距離を縮めていく、そんなエッセイ集です。誰かに「褒めてもらいたい」。とガンバっていた昔の自分、幼少の頃「優等生」だった自分。そう。この気持ちに大きさがあるとすれば、作者は相当大きく強い方だといいます。
自分の性格について嘘をつけず、正直に書きながら作者が一つひとつの文章に込めた実感や、最後まで一緒に付き合っていくものとして書いた、一田憲子『褒められなくても、生きられるようになりましょう』を読んで。
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8月21日読了時間: 3分
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